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【自由研究】自作スマートボール(ピンボール・パチンコ)全部100均で揃う材料で作ってみた!

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どうも、ションです。

ついに息子が夏休みに入りました。

夏休みに入る前に学校から配られる自由研究のチラシ。

息子はチラシを見て、あれがほしいこれがほしいと興味津々です。

ですが、親の私からするとなにかパッとしないものばかり。

自由研究というより、ただオモチャを買って終わってしまうような感じ…

「絵を描いたら?」と嫁が勧めてみたが乗り気じゃない様子。

ということで私から息子へ提案しました。

「自由研究、ピンボール作ろう!」

息子は、なにそれ?と最初は理解していませんでしたが、ネットで画像や動画を調べて見せてみると興味を示しました。

そして、どうせ作るなら作り方をブログにしてしまおうと思い今に至ります。

まずは完成形!

 

 

これすべて、100円均一のダイソーで揃えたもので手作りました。

このあと必要な材料と作り方を説明していきます。

失敗したことや上手くいったこと、設計図や発射台などの作り方まで全部書いていきますので最後までよろしくお願いします!


ピンボール?スマートボール?パチンコ?

ところで、みなさんは何と呼んでいますか?

私はピンボールと認識していたのですが、調べてみると『ピンボール』『スマートボール』『パチンコ』とさまざま呼ばれているようです。

では違いは?というと、パチンコが縦型(盤面をほぼ垂直に設置する)で、ピンボールやスマートボールが横型(寝かせて設置する)となります。

ピンボールとスマートボールの違いは、ピンボールはフリッパーと呼ばれる台の下部に球を打ち返すためのひれ状のものがあり、スマートボールはキューを使って球をゲーム盤上の穴に入れるゲームです。

つまり今回作ったものはスマートボールになります。

材料

準備する材料の一覧です。

すべてダイソーで揃えられるので、だれでも同じものが作れます。

種類

  1. デザインボード(30㎝×60㎝) 300円
  2. デザインボード専用ボタンフック6P 100円
  3. ループフック(デザインボード専用、3個) 100円
  4. 工作材料S-7 角棒(450㎜×10㎜×21㎜) 100円
  5. 工作材料C-3 丸棒(450㎜×φ15㎜) 100円
  6. 工作材料S-13 角棒(450㎜×30㎜×30㎜) 100円
  7. ビー玉(ベーシックカラー) 100円
  8. PPシート(カラー 両面つや消しタイプ 厚み約1㎜) 100円
  9. メタリックカラーラメのり絵の具(50ml) 100円
  10. 補修用ラッカースプレー(クリアー、油性、100ml) 100円

 

数量

  1. デザインボード (1枚)
  2. デザインボード専用ボタンフック6P (3つ)
  3. ループフック (1つ)
  4. 工作材料S-7 角棒 (6本)
  5. 工作材料C-3 丸棒 (1本)
  6. 工作材料S-13 角棒 (1本)
  7. ビー玉 (1つ)
  8. PPシート (1枚)
  9. メタリックカラーラメのり絵の具 (1つ)
  10. 補修用ラッカースプレー (1つ)

その他

表記はしていませんが、材料に塗った絵の具・輪ゴム・ビス・ボンド・木材を切るノコギリ・色を塗るための筆・ビスをとめるためのプラスドライバー・カッターは家にあったので購入しませんでしたが、もちろんこれらもダイソーに揃っています。

作り方

それでは、スマートボールの作り方に入ります。

角棒をカットする

台の枠となる工作材料S-7 角棒(450㎜×10㎜×21㎜)を必要なサイズにカットします。

赤色の角棒は、450㎜でそのまま使ったものなのでカットする必要はありません。

青色の角棒は、150㎜です。

黄色い角棒は、280㎜です。

オレンジ色の角棒は、255㎜です。

緑色の角棒は、45㎜です。

透明の角棒は、35㎜です。

最初にカットしておくことで、色塗りの二度手間を防ぐことができます。

木工用押し引きノコギリを使用しましたが、息子にはまだ難しかったらしく一緒に切ってあげました。

くれぐれも怪我には気を付けましょう。

色を塗る

まずはスマートボールの台となるデザインボードに色を塗ります。

このデザインボードは裏表で色が違っているものが何種類かあり、小さいサイズもあります。

今回使ったのは一番大きいサイズのデザインボード(30㎝×60㎝)を使います。

そのまま使ってもいいのですが今回は自由研究ですので、色を塗ったほうが良いんじゃないかと息子に勧めました。

これが一つ目のの失敗でした(笑)

絵の具を準備し、いざ塗ってみると…

「ねえ、塗れないよ!!」

息子が嘆きました。

見てみると、絵の具がデザインボードの表面に浮いていてまったく塗れていないんです。

このデザインボード、板の上にシールのようなものが貼られており水性絵の具だと弾いてしまいます。

しかもそのシールは簡単に剝がれるようなものではありません。

仕方ないので表面をやすりで削ることにしました。

※油性の絵の具や油性ペンだと塗れます。

紙やすりを手動でチャレンジしてみましたが、終わりが見えないので数秒であきらめました(笑)

今は道具の時代ですよね!

電動やすりでパパっと削り、ようやく色を塗ることができます。

好きな絵を描いたら?と言ったのですが、結果は御覧の通りモザイクタイルのようなセンスあるものとなりました。

 

次に台の枠となる工作材料S-7 角棒(450㎜×10㎜×21㎜)にも色を塗るわけですが、この角棒は無加工の木材なので難なく色を塗ることができました。

台と設置する部分は色を塗る必要はないので、頭に入れておくといいでしょう。

もちろん塗ってしまっても問題ありません。

スマートボールの障害物として使う、デザインボード専用ボタンフック6Pループフック(デザインボード専用、3個)は、派手にしたいということでメタリックカラーラメのり絵の具で塗ってみました。

ループフックに塗れるか心配でしたが、いい感じにラメがつきました。

ここで小技を紹介します。

ボタンフックはデザインボードの裏からネジを締めて固定するものなのですが、このデザインボードを一枚の段ボールに替えて、裏からネジを刺して表側からボタンフックを締めて固定しておくと、色を塗るときに動かなくてやりやすいです。

ループフックは上から刺しておけばOK

息子は塗りませんでしたが、工作材料C-3 丸棒(450㎜×φ15㎜)工作材料S-13 角棒(450㎜×30㎜×30㎜)もお好みで塗ってください。

台に枠を固定する

絵の具がしっかり乾いたら、枠となる工作材料S-7 角棒(450㎜×10㎜×21㎜)を木製ボンドで接着します。

木材なので多少反っていたりするのですが、問題はありません。

接着する前にビー玉を押し出すためのキューになる工作材料C-3 丸棒(450㎜×φ15㎜)が、角棒で作った右側の発射台に余裕をもって入るか確認しておきましょう。

それと、ビー玉が外に飛び出さないように角棒は高さがでる向きで接着しましょう。

発射台となるキューの取り付け

ここでは工作材料C-3 丸棒(450㎜×φ15㎜)・輪ゴムビスを使用します。

まず輪ゴムを引っかけるためのビスをねじ込むわけですが、位置は写真3枚目の外枠から飛び出している取っ手の部分を80㎜程にし、写真一枚目のように丸棒の先端から20㎜ほど下がったところにビスを横並びに3本ねじ込みます。

丸棒にビスをねじ込むのは難しいので、大人がやってあげましょう。

子供にやらせる場合は、一度キリを入れてあげると木材も割れにくくビスもねじ込みやすくなります。

ねじ込み終わったら、一つの輪ゴムを三回ほど巻き付けて完了です。

そして、ここで二つ目の失敗…とまではいかないんですが、気になったことがあります。

このビー玉を打ち出すためのキューが丸棒だと、打ち方によっては丸棒に付けたビスと枠に付けたビスがぶつかる場合があります。

ぶつかったからといってビー玉が飛ばないわけではないのですが、角棒だった場合だとぶつかることはなかったでしょう。

しかし、この丸棒の掴みやすさはとても良いので結果オーライです。

アーチを作って貼り付ける

発射台から打ち出されたビー玉をスムーズに転がすために、台の上にアーチを作ります。

上の写真の赤色の部分になります。

ここで使うのは、PPシート(カラー 両面つや消しタイプ 厚み約1㎜)です。

アーチに使う材料は、加工しやすくて丈夫でしなるものならなんでも大丈夫です。

今回使ったPPシートはカッターで簡単に切れますが、息子にはまだ危ないと判断したため私が切りました。

アーチのサイズは、長さ50㎝で幅は枠に使用した角棒と同じ高さになるよう約2㎝にしました。

ここから3つ目の失敗です。

切ったPPシートを貼り付けるわけですが…

『ポリプロピレン用接着剤で接着出来ます。』

一応確認はしていたんですけど、家にいろんなボンドあるしいけるでしょ!と安易な考えで、まずプラスチック用接着剤を試してみました。

ビー玉が当たる場所なので枠とPPシートが接する面にすべて接着剤を塗って貼り付けた結果、くっつきはしましたが少し力を入れるとペリペリと剥がれてきます。

次にアロンアルフアを試しましたが、これも似たような結果です。

最後にG17というクロロプレンゴム系溶剤形接着剤で、しっかり接着することができました。

みなさんにはしっかりポリプロピレン用接着剤かグルーガンで接着することをおすすめします(笑)

もちろんどちらもダイソーに置いてあります。

台の脚を取り付けよう

ビー玉を台の下まで転がすためには、傾斜でなくてはなりません。

ここで使うのは、工作材料S-13 角棒(450㎜×30㎜×30㎜)です。

これにも色を塗っていいのですが、息子は素材の良さを引き立たせることを選びました。

角棒をカットする前に、台の下にティッシュ箱などを置いて傾斜を作り、上からビー玉を転がして見ましょう。

いい角度が決まったら、角棒を当てて角度がわかるように鉛筆などで線を書きましょう。

ちなみに息子がだした角度は写真の通りです。

赤95㎜、青90㎜、黄40㎜、緑35㎜、つまり5㎜の差をつけました。

これぐらいの太さだとズレずにカットするのは難しいと思いますが、仮に台を乗せてみてガタつくようであれば削ったりして調整しましょう。

調整が完了したら、台の裏の四隅に木工用ボンドで接着します。

しっかりボンドが固まったら、上からビスをねじ込んでより頑丈にしておきましょう。

ちなみに、4つ目の失敗があります。

それはもう少し台の角度をつけておけばよかったことです。

あまりビー玉が速く転がり落ちてもつまらないと思い角度を緩くしましたが、出来上がってみると障害物にぶつかるたびに速度が落ちていくため、たまにビー玉が止まることがあります。

ですので少しかさ上げしました。

みなさんはもう少し角度をつけるといいと思います。

障害物の取り付け

いよいよ試し打ちです!

ビー玉を、発射台から打ってみましょう!

勢いよく飛び出したビー玉は、きれいにアーチを通り、なんの障害もなく下に落ちていくはずです。

ただ落ちていくだけじゃつまらないので、障害物を付けましょう。

障害物に使う材料は、最初に塗装しておいたデザインボード専用ボタンフックとループフックです。

この材料の良いところは、何度でも付け替え可能なところです。

ビスや釘では取り外せても穴の跡が残ってしまいますが、デザインボードには最初から穴があいてあり、その穴を利用するので大変便利です。

ボタンフックの取り付け方は、ボタンフックについてくるビスを台の裏側から穴に入れて、台の表側からボタンフック自体を回すといいです。手締めで問題ありません。

ループフックは台の表側から穴にただ通すだけなので簡単です。

そしてビー玉を何度も打って障害物の位置を決めていくわけですが、一番最初に取り付ける場所はアーチの最後のところです。

写真の黄色い丸のところにボタンフックを取り付けましょう。

ここに取り付けることによって、勢いよく飛び出したビー玉を一度中央に戻してくれる役割をしてくれる…予定でした。

ここで5つ目の失敗です。

なんとアーチとボタンフックの間、写真の矢印を指しているところにビー玉が挟まってしまうことが何度かあったんです。

そこで考えたのが、残っているPPシートを使って挟まる隙間を埋めることにしました。

PPシートをカットするわけですが、幅はアーチと同じく長さはしっかりボンドが接着できるように余裕をもちましょう。

そして写真のようにボタンフックに被るようにアーチとカットしたPPシートを接着しましょう。

こうして試行錯誤の結果、障害物の位置が決まりようやく完成形が見えてきました。

仕上げのラッカー

ここで使うのは補修用ラッカースプレー(クリアー、油性、100ml)です。

塗装した台やボタンフックなどを触ると、若干色が取れてきます。

ですのでラッカースプレーでコーティングします。

ひとまず発射台のキューとなる丸棒と輪ゴムを取り外してから、台の色を塗ってあるところすべてにラッカースプレーをまんべんなく吹きかけます。

注意事項をしっかり読んで使用しましょう。

すぐ乾いてしまうので、時間はまったくかかりません。

点数版を取り付けて完成!

最後に残っているPPシートで、点数板を作ります。

カットするサイズは、黄色の角棒に入る幅で高さは角棒を越えないくらいです。

ここで6つ目の失敗です。

最初角棒の高さと同じくカットしたのですが、なぜかビー玉が点数板に入る手前で止まってしまうことがあったんです。

角棒より下でカットすることでこれは解消できました。

もっとも台の角度をあげていればこんなことにはなっていないと思うんですけどね(笑)

それと動画をみてもらうとわかりますが、黄色い角棒の上でも止まることがあります。

これは角棒の上を三角にカットしたらよかったですね。

作業に戻ります。

PPシートをカットしたら点数を油性ペンで書きます。

点数は自由です。

私たちの場合、真ん中が一番入りづらいので100点にし、入りやすいところは低くしました。

そして点数板は貼り付けないで、取り替え自由な状態にしています。

これで完成です!!

まとめ

意外と無駄になる材料はほとんどなく、100均にある物だけでしっかり作ることができました。

ちなみにかかった費用は、1900円です。

家にあったボンドや道具なども入れるともっとしますが、代用できる物を使うとこれより安くもできると思います。

失敗から学んだ5つのこと

  1. デザインボードには油性の物で色を塗る
  2. 発射台となるキューは、四角い方が安定するが丸いと持ちやすい
  3. PPシートはポリプロピレン用接着剤で接着しよう
  4. 台の角度は高めに設定しよう
  5. ボタンフック・点数板・角棒によるビー玉が止まってしまうところをなくそう

この失敗と修正を繰り返して成功に導くトライアンドエラーを経験し、見事スマートボールを完成せた息子はとてもいい自由研究になったと思います。

完成したスマートボールは、大人の私でも楽しめました。

思いついたアイデア

実行はしなかったのですが、思いついたアイデアを書きます。

  1. 台の脚の裏に滑り止めを貼る
  2. ビー玉置き場を作る
  3. ビー玉を連続で打ち出せる装置を作る
  4. 点数が入るたびに、チェックを入れていけるものを作る
  5. 台を二層にする

理解できないものもあるかと思いますが、みなさんもぜひオリジナルの自作スマートボールをつくってみてはいかがでしょうか?

工作が苦手な方には

夏休みとはいえ、1から作るには時間がない。

木工作業に自信がない。

なんとか時短で簡単に安くできるものはないか!

あるんです!(笑)

釘打ちの学習をしながら楽しいゲームが作れて、夏休みの自由工作、自由研究にもピッタリの手作り工作キットを使ってみるのもいいと思います!


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